【有田焼】夫婦湯呑 色絵花鳥図

本焼きした磁器の表面に彩釉を使用して上絵を付け、低い火の温度で焼き付けたものを「色絵」と呼びます。表面に浮き出てくる発色は、上絵を付ける絵具に含まれる鉱物の種類によって変わります。特にこの上品な赤色は鉄から作られ、柿右衛門様式を象徴する色となりました。日本磁器の故郷・有田において、染付の技を作り上げ、色絵の世界を極めた有田焼の代表的な文様がこの「色絵花鳥図」です。

変わらない白い磁肌と色絵の伝統的な美の取り合わせは、古めかしさを感じず現代のライフスタイルにもしっくりと馴染むデザイン。普段の食卓にはたおやかな印象を与え、湯呑が主となるお茶の時間などはより一層華やかになり、私たちの生活そのものに彩を添えてくれる素敵な夫婦湯呑です。ご両親の結婚記念日、お世話になっている知人へのお礼、敬老の日、お正月の手土産になど、様々な贈り物のシーンにも相応しい逸品です。

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