【有田焼】花瓶 瓢形辰砂

古代絶対王政の皇帝が囲い込んだ紅の花瓶『辰砂釉』を研究し、現代に蘇らせた傑作。
その昔皇帝は大切なお客をもてなすときに、辰砂釉でもてなしたと伝えられています。
成功率の極めて低い磁器芸術。
酸化銅を厚く塗り、1300度の高温秘儀で焼かれたその作品は、成功率が極めて低く、『裕福になりたくば、辰砂釉を焼くことなかれ』という言葉があるほど、釉が流れたりする大変取れる率の悪い花瓶。
その鮮やかなルビーをイメージした宝石紅とも言われる辰砂釉(銅釉秘伝)
有田の伝統白磁に映えるその真右エ門の澄んだ上品で洗練された紅色は天然色に近く、陶芸の世界で最も美しい赤と称えられています。
宝石紅とも称えられる、美しい透明感のある落ち着きのある上品なルビー色。
めでたい瓢箪形の形状は、大切な方々への贈り物にも最適。
真右エ門のルビー色は生活空間に一つあると、『空気感』を豊かに引き上げてくれる不思議な力に満ちあふれています。
その昔、王族が囲い込んだ幻の赤の花瓶を現代に蘇らせた真右エ門。
独自の色彩と造形美を愛でつつ、毎日を豊かな気分で過ごせる秀作です。