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1616のイメージ画像

記事: 有田焼百田陶園の「1616/aritajapan」は、磁器本来の白とシンプルモダンが魅力

有田焼百田陶園の「1616/aritajapan」は、磁器本来の白とシンプルモダンが魅力

有田焼百田陶園は、白を基調としたモダンな有田焼のブランド「1616/arita japan」(有田焼1616)を運営しています。有田焼とは思えないユニークなブランド名ですが、どのような商品を販売しているのでしょうか。

百田陶園の有田焼1616は磁器本来の白の世界を楽しめる

有田焼の商社である百田陶園が販売する有田焼1616は、有田焼の伝統的な技法を用いながら、北欧風のモダンなデザインが魅力の食器シリーズです。有田焼1616の製品は白磁と呼ばれる、染付や絵付けをせずに白色磁胎に透明な釉(うわぐすり)をかけて焼いたものが中心になっています。

高級有田焼は鮮やかな色彩と優美な紋様が特長で、美術品のような格調の高さを感じます。私たちが有田焼に魅了されるのは、時代を超越したような魅力があるからです。一方で有田焼1616の商品は一線を画すような白磁を中心とした現代的な「シンプルモダン」として、磁器本来の白の世界を楽しめる商品群といえます。

有田焼1616デザイナー柳原照弘氏の経歴

柳原照弘の画像

有田焼1616の主力デザイナーである柳原照弘氏は、ブランドの立ち上げから参加しています。柳原氏は2002年に自身のスタジオを設立。クリエイティブディレクターとして家具や革小物など数々のブランドに関わっており、作品がフランス国立造形芸術センターに所蔵されるなど、国際的にも高い評価を受けているデザイナーです。

柳原氏は2010年秋に、今も販売店があるパレスホテル東京で百田陶園社長の百田憲由氏と出会い、社の大改革を行おうとしていた百田氏が柳原氏に声をかけたのがプロジェクト立ち上げのきっかけでした。単なる店舗設計の話ではなく、有田再生に賭ける百田氏の意気込みに柳原氏が応じて、新ブランド「1616/aritajapan」がスタートしたのでした。1616という一見すると不思議なブランド名は、有田で陶磁器の祖と呼ばれている李参平氏が1616年に日本で初めて陶磁器を作ったことに由来しています。

このシリーズの優れたデザイン性は、GOOD DESIGN AWARD2019のGOOD FOCUS賞技術伝承部門を受賞したことでも証明されています。

有田焼1616は店舗が多く購入しやすい

有田焼1616の商品は白磁ならではの、リーズナブルな価格で購入することができるので、有田焼に触れるきっかけにはよいでしょう。

百田陶園が運営する有田焼1616の商品は下記URLにある全国の販売店で実際に見ることができます。手に取って自分の目で確かめたいという方には、百田陶園は取り扱い店舗数が多いので便利です。ほかに日本デザインストアなどの通販サイトでも購入することができます。

1616のコンセプト画像

有田焼なのにモダンな1616は食卓に新しい風景を映し出す

有田焼の王道的な魅力は「古典的な和の世界」です。ところが有田焼1616はあえて「洋中」の世界に目を向けています。白を基調としたシンプルモダンは洋食・中華にも使え、これまで有田焼とは無縁に思えたクリスマスパーティの食卓にも合いそうです。

まさか有田焼の食器で洋食や中華を食することができるなんて……。aritajapan1616の有田焼は食卓に新しい風景を映し出す商品になりそうです。