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佐賀県有田町にある九州百名山 黒髪山のご紹介

記事: 佐賀県有田町にある九州百名山 黒髪山のご紹介

佐賀県有田町にある九州百名山 黒髪山のご紹介

本州の西に位置する九州・佐賀県には、紅葉の名所として名高い「黒髪山」があります。標高1,800メートルで九州地域最高峰を記録しており、日本百名山にも数えられる景勝地です。年間約5万人の方々が訪れる霊峰でもありますが、特に10月から11月に掛けてが美しいカエデの色づきを目に出来る季節になっていて、登山客で連日賑わっています。この「黒髪山」は、日本書紀にも登場する由緒のある山です。名前の由来となっているのは、素戔嗚命が生を受けた山からきており、この地で天照大神命が素戔嗚を身ごもったと伝わります。素戔嗚は仏教では閻魔大王としてあらわされ、地獄の番人という役目を担っている神です。そのため、黒い生命を司る神という側面があって「黒髪山」という名前が付きました。その歴史を今も山頂で目にすることができ、標高1,500mの高原には黒神大社という神社と本殿があります。この大社の祭神が素戔嗚命であり、毎年10月になると例大祭も開催されているほどです。佐賀県有数の温泉地が黒神山の麓にあり、黒神温泉郷という名で全国内でも高い知名度を誇っています。この温泉は江戸時代中期の寛永2年に発見され、当時の大名であった細川守直が度々湯治で訪れていました。源泉かけ流しで約80度という高温になり、神経痛・リウマチに効果があると言われます。1960年代は佐賀県一帯が新婚旅行客に注目され、この時に温泉郷も全国屈指の源泉かけ流しの名湯として名を馳せることになります。黒髪山の紅葉がピークを迎える頃になると、全15軒ある温泉宿は連日満員となっているほどの賑わいです。この温泉宿はすべてに露天風呂があり、湯舟に浸かりながら美しい色合いになる山を一望できます。黒髪紅葉狩りを楽しむ際は、日帰りではなく温泉郷に宿泊をして楽しむのが良いでしょう。黒神山は日本百名山のひとつゆえに、修験道の聖地という顔も持っているところです。一般登山客は麓の温泉郷からロープウェイを利用して、6合目まで向かいます。ところが修験道で訪れる場合は例外で、修行場と呼ばれる岩場を伝った登山で頂上を目指すのが一般的です。この岩場は女人結果が施されており、全国でも2例しかない女人禁制の聖地でもあります。この結界が施されてる由来は先述した素戔嗚命が、天界を追放されるに至った女性への煩悩を断ち切るためだといわれています。女性が修験道の修行をおこなうことも、黒神山では禁じられているため毎年の山開きとなる6月の神事は1000年以上もの間、男性のみなされているほどです。黒神山に向かうには、JR佐賀本線の唐津駅で下車したのち、路線バスを使用して約2時間で温泉郷へと向かいます。夏休み・紅葉シーズンは直通のシャトルバスが出発しており、1時間に2本のペースで乗ることが可能です。オフシーズンは5時間に1本しか路線バスhがないため、唐津駅からタクシーを利用して向かうのが良いでしょう。