有田町の名所 体験工房ろくろ座の紹介
有田町で観光したい人におすすめの体験観光が体験工房ろくろ座での、陶芸体験になります。 有田町は有田焼で有名です。17世紀初頭に朝鮮出兵の際に、有田を含んだ肥前の領主に同行してきた陶工のうちの一人が有田東部で白磁鉱を発見しそこで窯を開いて日本で初めて白磁を焼いたとされる歴史があります。そこから400年間、食器や美術工芸品を中心に有田焼が焼かれ続けたとされています。 そんな有田焼は、様々な表現方法があります。
様々な有田焼を楽しむ
地肌の白さを生かして透明な釉薬をかけて焼成した白磁器、表面の凸凹によって模様を浮かび上がらせた陽刻、藍色に発色する絵具で釉薬の下に絵付けをした染付け、焼き上げた素地の釉薬の上から様々な色の絵具で絵付けをした色絵、鉄分を含んだ釉薬をかけることで青緑色に発色させる青磁、透明な釉薬に藍色の絵具を混ぜて瑠璃色に発色させた瑠璃釉、鉄分を含んだ釉薬で茶色に発色させる銹釉、酸化銅を含んだ釉薬を還元炎で焼成して赤色に発色させた辰砂があります。 様々な種類のある有田焼は薄く軽く華奢な印象ですが、陶器よりも硬く頑丈で日常的に使うのにも向いています。
ろくろから絵付け、焼成までの全てを体験
磁器は長石分の多い陶石という素材を使っているため磁肌が細かく、滑らかな手触りなのが特徴です。 素地が白いためその白さを楽しむだけではなく、鮮やかな絵付けも楽しむことができます。美術品としての価値も、日常的に使うための価値も備えています。 体験工房ろくろ座では、様々な用途で使うことのできる有田焼の磁器のろくろ成形から削り、焼成までを体験することができます。
プロによる安心サポート
初心者が一から器を作るのは不安という人もいますが、プロに丁寧に指導してもらいながら作ることができるため初心者や子供でも安心して作れるようになっています。失敗しても丁寧にサポートしてもらえるため、陶芸をやってみたいけれど一歩踏み出せない、という人には特に向いている体験と言えます。 土に触れる楽しさや、自分が理想とする器の創作などを楽しめます。成形室にはろくろ6台と焼成用のガス炉一基、電気炉一基が用意されているため友達や家族など複数人と体験したいという人にもおすすめです。
好きなコースで楽しむ有田焼
また、メニューもろくろ成形のみのコースから、ろくろ成形・削り・焼成まで行うことのできるコースの2種類が選べます。うまく作れる自信がないという人には、絵付け体験も選ぶことができます。絵付け体験では下絵付け・上絵付けの両方を楽しめます。湯呑み・茶碗などの絵付け、コーヒーカップ、ろくろ成形体験で作成したものから選べます。 作った作品は後日配達してもらえます。個人でも団体でも予約できるようになっているのも嬉しいポイントです。 自分好みの器を作ってみたい、陶芸をしてみたいという人には特に向いている観光スポットとも言えます。旅行の思い出作りとしても最適な体験です。 体験工房ろくろ座の営業時間は10:00〜16:00で、体験するためには予約が必須です。定休日にも気をつけて予約することが重要となります。