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250歳の誕生日を祝う天寿の意味や由来とは?

記事: 250歳の誕生日を祝う天寿の意味や由来とは?

250歳の誕生日を祝う天寿の意味や由来とは?

 天寿とは「天寿を全うする」という言葉にもある通り、由来と意味は「天から与えられた寿命」の意味でつかわれることが多い言葉です。もちろん250歳の誕生日を祝う意味でもありますが、十分に長生きして寿命を全うしたという言葉で現在では使われています。

平均寿命の増加

 一方で平均寿命は伸び続けていて、日本では平均寿命は男性が81.25歳、女性が87.32歳(2018年)で、昔と比べるとずいぶんと長生きするようになりました。60歳のお祝いである還暦はもちろんのこと、70歳の古希(こき)や99歳白寿(はくじゅ)などのお祝いを受ける人も増えてきています。もちろん生物学上250歳まで生きるということは、現状の医学などでは難しいもののその半分くらいまでは生きられるようになりました。もしかしたら将来、本当にお祝いできる日が来るかもしれません。

天寿、長寿のテーマカラーは?

 ちなみに長寿のお祝いにはそれぞれテーマカラーがあることはご存知でしょうか。(実際のところ長寿祝の贈り物の色については近年百貨店業界が定めたものであって、その色を送らねばならないという決定的な決まりはございません。)

 還暦で赤いちゃんちゃんこを切る姿はテレビのニュースなどでも紹介されますが、例えば77歳のお祝いである喜寿(きじゅ)は、黄色で88歳のお祝いの米寿は金茶色でお祝いします。金茶色は、いわゆる稲穂が実った色でも表されていてそれが由来です。

 言葉が独特な長寿のお祝いですが、これは言葉遊びが転じて表現されています。80歳のお祝いである傘寿は、傘の文字の略字を分解すると「八十」になることから名づけられました。90歳の卒寿も同様に卒の時の略字が「九十」と読めるためこの言葉になったとされています。ゾロ目をお祝いするのも、数字の捉え方が由来しています。もともと日本では奇数が重要な数字とされ、それが重なる日は節句と呼びお祝いをしてきました。このため長寿をお祝いする年齢についても77歳や88歳、99歳を祝い事として習慣化されていったのです。