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ベルナルド、という食器をごぞんじでしょうか?美食の国フランスで生まれたブランド洋食器で、現在も世界中の高級ホテルや三ツ星レストランで使用されています。ここでは、一流シェフが愛用するこの洋食器の歴史や特徴を紹介していきます。 ベルナルドの歴史 このベルナルドの歴史は古く、1863年にフランス中部のリモージュで誕生しました。リモージュは現在も有数の磁器生産が盛んな地域であり、...
もっと見るローゼンタールは、ドイツで誕生したヨーロッパを代表する磁器メーカーです。その歴史は1879年にフィリップ・ローゼンタールが、ドイツ南部にあるバイエルンに工房を開いたことから始まります。他のメーカーから仕入れた真っ白な磁器に、絵付けを施して販売したのです。1891年には良質な陶土がとれるゼルブに自社工場を建設し、高品質な磁器を製造・販売するようになりました。その後は芸術性の高い独創的な製品...
もっと見る焼き物、いわゆる陶磁器は、私たちの生活における身近な存在であり、世界中で日々使用されています。我々と焼き物の付き合いは、狩猟採集生活の時代から始まりました。私たちの祖先が土をこねて形をつくり、火で焼き固めて丈夫なものにすることを発見し、現在に至るわけですから、ざっと見ても一万年以上も前から私たちと付き合ってきたことになります。そのため、世界中の様々な国や地域で生産されており、日本において...
もっと見るドイツの名窯、フッチェンロイターをご存じですか?ドイツの有名な陶磁器のメーカーですが、今からこのメーカーの歴史と特徴について説明します。フッチェンロイターは1814年にカルル・フッチェンロイターさんによって創業されたドイツの陶磁器メーカーです。 職人気質の創業者 この方の父親が陶磁器の絵付けの工場を経営しており、この父親の影響もあってか陶磁器に小さい頃から触れていました。こ...
もっと見るビレロイ&ボッホは1748年創業と、実に2世紀半を超える長い歴史を持つ、ドイツの陶磁器メーカーです。今でこそドイツに本拠をすえていますが、当初はフランスのロレーヌ地方での創業となります。フランソワ・ボッホがオーストリア継承戦争が終わる年に、陶器製造の会社をたち上げたのが前身です。後にルクセンブルクにも工場を出すなど、グローバルな活躍を見せていました。1836年には競合相手であったビレロイ...
もっと見るフランスの名窯であるセーブルは、女性的な華やかさや気高さが感じられ、パリの美意識がギュッと詰まっているフランスを代表する陶磁器と言われています。18世紀のフランス宮廷はヨーロッパで最も洗練されており、絶大な影響力を持っていたロココの女王であるポンパドール夫人との出会いによって「セーブル焼」の運命は大きく変化しました。 ヴァンセンヌ窯 前身といわれているヴァンセンヌ窯を抜き...
もっと見る古い時代からベトナムでは焼き物が作られ、歴史的な価値があるといわれています。最初の頃は素焼きで作られたものが多かったですが、紀元前二千年頃になると表面に模様が作られるようになりました。紀元前千年になると中国から多くの文化が来て、窯で焼く時に釉薬が使われるようになりました。釉薬が使われてからは表面に絵を描くなどの、特別な方法で作られています。十世紀の頃になると中国の影響が薄くなって、青磁の...
もっと見る韓国の焼き物の歴史は古く、紀元前5000年頃の新石器時代に土器を作っていたとされており、突帯文土器や櫛目文土器などが全土で作られていたとされています。突帯文土器はひものような装飾を施したものが特徴で、櫛目文土器は施斜線の模様を施しています。紀元前後になると、中国からろくろと窯で焼く技術がつたわったことから、瓦質土器が誕生します。瓦質土器は瓦のような特徴があり、硬めの焼き物で灰黒色が特徴的な...
もっと見る日本でも有名なクリスタルガラスのメーカーとして知られるバカラは、フランスのロレーヌ地方にあるムルト=エ=モゼル県のバカラ村で生まれました。その歴史は、1764年にロレーヌ地方のモンモランシー・ラヴァル司教が、内戦やイギリス相手の戦争で疲弊した地方経済を活性化させるべく、当時の国王であるルイ15世にガラス工場の設立を願い出たことから始まります。最初は、工場長のアントワーヌ・ルノーの名前を冠し...
もっと見る欧州でも名窯として知られるリチャードジノリは、イタリアの陶磁器メーカーです。その歴史は古く、1735年に当時のトスカーナの領主であるカルロ・ジノリ侯爵が、自分の領土であるフィレンツェ郊外の町ドッチァに磁器窯を開いて創業したのが始まりです。 イタリアを代表する陶磁器業者 ドイツ製の陶磁器に対抗するために、鉱物学に造詣のあった侯爵自ら研究を行い、ドイツやオーストリアに次いで欧州3番...
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